扉をたたく人 鑑賞@恵比寿ガーデンシネマ


http://www.tobira-movie.jp/

チェック:
主人公の大学教授を演じた名優リチャード・ジェンキンス
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた感動ドラマ。
911以降、移民希望者や不法滞在者に対して厳しい措置を取るようになったニューヨークを舞台に、
孤独な初老の大学教授と移民青年の心の交流を描く。
監督は俳優としても活躍中のトーマス・マッカーシー。共演は『シリアの花嫁』のヒアム・アッバス
人間関係を丹念に描いた心揺さぶる展開と、現代社会を反映した考えさせられるラストに注目だ。

ストーリー:
妻に先立たれて以来、心を閉ざして生きてきた大学教授のウォルター(リチャード・ジェンキンス)。
出張でニューヨークを訪れた彼は、マンハッタンの別宅で見知らぬ若いカップルに遭遇。
彼らはシリアから移住してきたジャンベ奏者のタレク(ハーズ・スレイマン)と
彼の恋人でセネガル出身のゼイナブ(ダナイ・グリラ)だと名乗るが……。

via http://cinematoday.jp/movie/T0007546

「おと・な・り」の先行公開を観に恵比寿ガーデンシネマにいった時に、
この作品の情報を知る。
観たい。

http://d.hatena.ne.jp/moto0915/20090531/1243758375

という訳で、鑑賞してきました。

ウォルターの妻が好きだったピアノ。
それを彼が初老になってから習うも、
どうしても教わるというものに対して素直になれない。
それは長年大学教授という役をこなしてきたせいでもあるし、
ピアノを習得が音楽への楽しみに繋がっていなかったからでもあるからに見える。

そんな彼に対してタレクはジャンベの楽しさを伝えようとする。
決して投げ出させない、楽しみを感じるために野外でジャンベを演奏させたりと。


タイトルの「扉をたたく人」は邦訳であり原題は、「the visitor」
それは、
ウォルターの別宅に諸手続きのせいで住んでいた誠実なタレクであり、
ウォルターの音楽心を揺すぶったジャンベというものであり、
ウォルターに女性を意識さたモーナ(ウォルターの母親)でもあり、
アメリカに移住してきた(visitor)に対する問題を投げかけていたんだと思う。