オー!ファーザー 読了

オー!ファーザー

オー!ファーザー

みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。
我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?
いや、そうじゃないんだ、母一人、
子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。
しかも、みんなどこか変わっていて。
俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。
そして、今回、変な事件に巻き込まれて―。


GW期間中にちゃっかり読了しました。
最近は文庫本まで待たずに単行本で買ってしまっている。
ま、いいんだよね。


さてさて、本の感想を。
あらすじ、導入に、文体はとても読みやすく
伊坂幸太郎が紡ぎだす世界に引き込まれる。
富田林さんとか、鱒二とか牛蒡男とか
キャラクターが濃いのが出てきて面白い。

読了し終わった感想は、
「なんかもったいないなぁ。」という一言に尽きる。
こういった設定であれば、
もっと彼風に世界を構築できたであろうし、
伏線の回収ももっと自然に
できたんじゃないんだろうかなと思った。


もう一度読み直してみると違った見方が出来るのかな?