天使と悪魔 読了

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

天使と悪魔 (下) (角川文庫)

天使と悪魔 (下) (角川文庫)

上は通勤などを利用して約一週間、
中、下は土日でがっつり読んで3日で読了。

映画はまだ未鑑賞ですが、これから見に行きます。
映画には映画の良さ、小説には小説の良さがある。

映像の良さは、視覚的に物語を捉えられるということ、2時間ちょっとで多くを知れるということ。
小説の良さは、細部までの記述、物語の流れを自分のペースで読めるということ。


前半は突拍子も無い始まりだが、
前作「ダヴィンチ・コード」のダン・ブラウンが主人公であるので、
作品を読むのには困らない。

パスポートも持たずに海外へ。
スイスのジュネーヴへ。
ヴァチカンへ。

本来であれば、美しいものを鑑賞し愛しむ旅であるものが、
壮大な時間に巻き込まれる。


「中」あたりから全体の犯人像が自分のなかで構築され、
物語が一気に進む。
そして、「下」では構築したものが壊され再構築され、
どきどきしながら読むことが出来た。


どうやら映画では時間の関係上、
小説のキモとなる部分が端折られてしまっているのようなので、
映画を観た人には思い出しなら、楽しく読むことが出来ると思う。