天使と悪魔 読了
- 作者: ダン・ブラウン,越前敏弥
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- 発売日: 2006/06/08
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上は通勤などを利用して約一週間、
中、下は土日でがっつり読んで3日で読了。
映画はまだ未鑑賞ですが、これから見に行きます。
映画には映画の良さ、小説には小説の良さがある。
映像の良さは、視覚的に物語を捉えられるということ、2時間ちょっとで多くを知れるということ。
小説の良さは、細部までの記述、物語の流れを自分のペースで読めるということ。
前半は突拍子も無い始まりだが、
前作「ダヴィンチ・コード」のダン・ブラウンが主人公であるので、
作品を読むのには困らない。
パスポートも持たずに海外へ。
スイスのジュネーヴへ。
ヴァチカンへ。
本来であれば、美しいものを鑑賞し愛しむ旅であるものが、
壮大な時間に巻き込まれる。
「中」あたりから全体の犯人像が自分のなかで構築され、
物語が一気に進む。
そして、「下」では構築したものが壊され再構築され、
どきどきしながら読むことが出来た。
どうやら映画では時間の関係上、
小説のキモとなる部分が端折られてしまっているのようなので、
映画を観た人には思い出しなら、楽しく読むことが出来ると思う。