終末のフール 読了

先週に購入した(※1)終末のフールを読了しました。

終末のフール (集英社文庫)

終末のフール (集英社文庫)

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。
そう予告されてから五年が過ぎた頃。
当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。
台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。
彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。
家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。
はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?
今日を生きることの意味を知る物語。


八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。
そうなると分かった時、
果たして僕は何を望み、どういった行動をとり、
最後を迎えるのだろうか。


作中に登場する人は様々、十人十色といえる行動を取り、
終末を迎えようとする。


絶望に打ちひしがれるのでもなく、無理に明るく振舞うのでもなく
あるがままに。



作品を読んだ僕は、自分に作中の問いかけをしてみた。
「おい俺、俺は、こんな俺を許すのか?」


常に後悔のない選択をしていく
常に後悔のない行動をしていく


それはとてつもなく難しく困難であるけれども、
こういった小さな問いかけが可能にしていくのはないだろうか。

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※1
http://d.hatena.ne.jp/moto0915/20090630/1246302910
結局もって1冊1週間ぐらいのよう。どうしてもぐいぐい読んでしまう。