陽気なギャングの日常と襲撃 読了

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、
演説の達人響野は「幻の女」を探し、
正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。
そして天才スリの久遠は殴打される中年男に
―史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。
だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め・・・。
絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!
伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活。

陽気なギャングが地球を回す」の続編。


冒頭は、それぞれ4人の物語。
次章では4人がそれぞれ終結し、
前作に引けをとらない魅力・面白さを発揮していく。


こんかいもしてやったりの成瀬。
良いように動かされる響野。
久遠の行為によってことが運ぶ物語。
今回は出番が控えめの雪子。


4人が別々にある色々物事に遭遇する。
その後、何事も無かったかのように、銀行強盗を行う悪党だが、
銀行強盗時に見つけた、令嬢(誘拐されている)を救出しようとする。
その救出に絡んだなんとも痛快なお話。


本作も前作同様に面白い。


※ちなみに、僕が購入したのは”ノン・ノベル”ですが、
  2009年8月30日に、文庫版が出ています。
  ノン・ノベル版を購入した10日後でした。
 
文庫版

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)