恥を知れ。しかるのち死ね。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)


通勤等を利用して読了。
通勤で新聞読むよりも小説を読んでしまっているぐらい
面白かった。



現代か昭和なのか明治なのかはっきりしない時代の京都


”先輩”とクラブの後輩である“黒髪の乙女”の視点で
交互に物語が語られる。


物語は春夏秋冬の全四章。
様々な登場人物が面白おかしく繋がりあう。


ラストでは、ハッピーになったお互いが、
それぞれ同じ出来事を経験してる事を、
違う視点で見ていた相手に聞いてみようする。

それは、冒頭から続くお互いがそれぞれの視点で
物語を語るという物語のつくりにも関わる落とし方で面白かった。


夜は短し歩けよ乙女
良いフレーズだと思います。