オーデュボンの祈り 読了

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

コンビニ強盗に失敗した伊藤は、警察に追われる途中で意識を失い、見知らぬ島で目を覚ます。
仙台沖に浮かぶその島は150年もの間、外部との交流を持たない孤島だという。
そこで人間たちに崇拝されているのは、言葉を話し、未来を予知するというカカシ「優午」だった。
しかしある夜、何者かによって優午が「殺害」される。なぜカカシは、自分の死を予測できなかったのか。
「オーデュボンの話を聞きなさい」という優午からの最後のメッセージを手掛かりに、
伊藤は、その死の真相に迫っていく。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/4101250219/ref=dp_proddesc_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
より一部抜粋


伊坂幸太郎さんのデビュー作品ということで読んだ。
引用している紹介文のリンク先にも有るとおり、”虚構と現実が絶妙なバランスを保持し”ている。

喋る案山子「優午」。
その「優午」が殺されることによって始まる島人の役割。
一つ一つの役割によって果たされる大きな案山子の目的。
そして、暴かれる島にない大切な何か。

ぐいっと読ませる作品でした。